7.4 データNFT公開とパートナーオファー機能
ユーザーの健康データやライフログなどをNFT化した「データNFT」は、ユーザー自身がそのNFTを公開・非公開の選択が可能な形で保持します。
ユーザーが特定のデータNFTを公開状態に設定した場合、医療機関、製薬会社、保険会社、ウェルネス関連企業などの認定パートナーが、その内容を限定的に参照し、以下のような目的でオファーを提示できる仕組みを提供します。
•健康状態や生活習慣に基づいたパーソナライズド特典(例:人間ドック割引、サプリメント提供)
•健康維持・改善傾向に対するインセンティブ提供(例:パートナー側のポイント、限定NFT)
•データに基づく研究・サービス開発への協力依頼(本人の明示同意を前提)
この仕組みにより、ユーザーは自身の健康データを単なる記録ではなく、「価値ある資産」として活用できるようになります。 同時に、パートナー企業にとっても、匿名化された実データに基づくインサイト取得やターゲティングの高度化が可能となります。
なお、オファー提示にあたっては以下の原則を設ける予定です。
•オファーの発行にはパートナー登録および審査が必要
•すべてのオファーはユーザーの明示的な承認を得て初めて成立
•公開データの閲覧範囲はNFTごとのアクセス許可設定で制限可能
•オファーの記録はブロックチェーン上にトレーサブルに保管
この機能は、自己主権型のデータ管理およびWeb3時代の新たな健康インセンティブモデルの一環として設計されています。
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